収益をあげるためのシンプルな計算式

独立して、開業社労士となる場合、業務をこなせば、それでいいということはなりません。収益を出せるように考えて行動しないと、働いた結果が赤字になる可能性もあるからです。

業務をキチンとこなしていれば及第点を与えられる勤務社労士との大きな違いがここです。勤務社労士時代、こういったことを考えなくてもよかったのは、トップに立つ人(経営者)が、あなたの代わりに収益を生み出すための方策を考えて、実行してくれていたからです。

独立したら、それを自分自身で責任を持って遂行しなければいけません。

そうはいっても、経験がない場合、何をどうしていいのか分からないでしょう。

しかし、収益をあげるというのは、極めてシンプルに考えることができます。単純化すれば、収益というのは、次のような計算式で表現できます。

売上−経費=収益(利益)

社労士として活動する場合、色々な経費がかかります。勤務社労士時代であれば、それらは所属する事務所が出してくれていたかもしれませんが、独立したら全て自己負担です。

また、自分自身の収入も、事業としてみれば経費(人件費)です。開業当初は、最もかさむ経費になると思いますが、その分もカバーしなければいけません。出来ないときは、自分の収入が減額になる、あるいはゼロになるということです。

そういった必要な経費以上の売上があれば、それが収益となります。

独立した場合、まず把握すべきことは必要経費がどれくらいになるのかということです。自分自身の収入が最も大きな経費となるはずなので、どれだけの収入を取るのか(目指すのか)ということが、特に重要となってきます。

ここでのポイントは、『年収1000万円欲しい!』という希望額を考えるのではなく、現実的に考えて、当面目指す数字を算出するということです。生活するために、最低限、これぐらいは欲しいという数字のほうがいいと思います。

次に、社労士として活動するうえで必要な経費を計算します。自宅で開業する場合、交通費や交際費、事務用品代、広告費などが主な経費になるでしょう。

これらが経費の総額となります。仮に自分の収入を月25万円に設定、必要経費が毎月20万円かかるとしましょう。

そうなると、1ヶ月45万円の売上をあげれば、経費をカバーできることになります。45万円以上になれば利益が発生するので、45万円が最低目標売上額ということになります。

あとは、この売上額を達成するためのプランを考えて実行するだけです。こんなふうに考えていけば、収益を出すためのラインが見えてきます。

赤字になる人というのは、そもそも、こういったことを考えずに闇雲に売上をあげようと動く人が大半です。どれだけの売上をあげればいいのか、一体全体、どれだけの経費がかかっているのかといったことを自分でも理解していないまま動いていたりします。

しかし、これでは何を目指すのか、ゴールが明確でないままなので、行動もぶれますし、無駄も出てきます。

目標を設定して、常にその目標を実現することを意識していれば、ゴールにむかって最短距離で進むことができます。

目標を設定して、その目標を達成するためのプランをまとめたものが経営計画となります。

出来れば独立する前に、経営計画は作っておきましょう。(経営計画が出来れば、開業に必要な資金も見えてきます。)

計画なので、その通りいくとは限りません。思惑通りにいかなくて途中で変更するというケースのほうが多いでしょう。だから計画を立てても意味がないと言う人もいますが、経営計画を立てることの最大のメリットは、判断基準が明確になることです。

経営計画は、今自分が何をすべきなのかを明確にするために作るものと思ってください。

一度立てた計画がうまくいかなければ、また作り直せばいいだけです。成功している経営者というのは、そうしています。

 

具体的な経営計画の立て方については、こちらのページ『経営計画とは?』を参考にしてください。

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※行政書士として年収1000万円を達成した横須賀輝尚が、その課程で気付いたコツをまとめたレポート。士業者として成功を出すためのポイントが分かりやすく解説されています。

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